私は、2019年12月に手仕事の籐(ラタン)バッグを販売する、ネットショップを開設しました↓
その際、これから仕事にしていく!という決意のもと、開業届を提出して、個人事業主になることにしました。
一度、やってみたかったからです(とっても軽いノリ)。
開業届の作成も、提出も、そして個人事業主になることも、とっても簡単にできます。
そして、やっぱりやめよう!というときの、廃業手続きも、簡単です。
なので、「主婦だけど、起業してみたい!開業したい!」という方のために、今回は、5分でできる開業届の作成方法をサクッとご紹介します。
どなたかのお役に立てましたら幸いです。
目次
開業届の作成はたったの5分/無料でできる「開業free」がおすすめ!
開業freeeって何?本当に無料?誰でも利用できるの?
開業freeeは、私のように、
ノリで開業するような、全く知識がない方でも、簡単に個人事業主として開業できる、利用料無料のサービスです。
最初の登録は必要になりますが、メールアドレスとパスワードを入力するだけなので、すぐに登録が完了します。
本当に無料ですし、どなたでも利用することが可能です!
私は、5分で開業届を作成することができました。
こんな便利なものがあるのに、利用しないなんて、勿体ないです。
開業freeeを一度無料で使用したからといって、その後、会計システムに本登録をしなければいけない、ということもありませんし、それっきり、Freeeを使わなくても全然大丈夫です。
安心してください。
必要最小限の情報を入力すれば、開業に必要な書類はもちろん、開業後に必要になる「青色申告承認申請書」も自動で作成してくれます。
- 開業届
- 青色申告承認申請書
「青色申告承認申請書って何?」って思った方も、この2つは、セットで税務署に持っていく!と覚えておいてください。
後々の手間が省けます。
下の手順に沿って必要事項を入力すれば、上記の2つが自動で作成されます。
5分で開業届を作成「開業freee」にまずは登録!

上の↑バナーをクリックすると、登録画面にうつります。
メールアドレスと、パスワードを入力するだけです。
書類作成の準備/入力項目
登録が完了したら、書類作成のための、準備ステップに入ります。
基本的には、質問に答えていけばOKです。
以下は、私が入力した内容や、ここはどう入力すればいいの?と少し迷った項目について、ご説明します。
①仕事の内容
個人事業主として行う仕事の内容を記入します。
おおまかな仕事の種類を入力してから→次に、その仕事の概要を入力します。
(選択肢から選ぶこともでき、概要は選択後に編集することもできます)
※ 複数の種類の仕事を行う場合は、メインとなる仕事を入力します。
私は・・・
「仕事の種類→フリーランス」
「仕事の概要→デザイナー・クリエイター」
としました。
ハンドメイド作家としてもいいですし、そんなに固く考えなくても大丈夫です。
何をしているのか?を、大抵の人が理解できるような内容で伝えることができればいいと思います。
②事業開始日
個人事業主として仕事を始める予定の日、または始めた日付を入力します。
すでに売り上げが発生している場合は、売り上げ発生日の前日を入力します。
1ヶ月以上前から仕事を始めた場合は、開業届の提出予定日を入力します。上記のいずれにも当てはまらず、いつ始めたかも覚えていない場合は、だいたいの日付で問題ありません。
自分が「この日!」と決めた日を、開業日(事業開始日)にできます。
私は、ネットショップをオープンした日にしました。
③見込み収入
開業後に見込まれる月収を記入します。
このあとの提出書類の選択時に参考にする金額ですので、おおよその金額で問題ありません。
私は、「20万円」としました。
一人で制作・販売している間は、できる作品数に限りがありますので、だいたいこのくらい、と思った月収を入力しておきました。
④ 仕事をする場所
仕事を自宅で行うか、それ以外で行うかを選択します。
私は自宅で働くので、「自宅」を選択しました。
⑤給与の支払い予定
従業員や家族を雇って給与を支払う予定がある場合は、該当する内容を選択します。
従業員は、日雇いのみの場合でも該当します。家族は、年間6ヶ月間以上雇用する場合に該当します。
私は、今は「ない」を選択しました。
ここまでの入力が終わりましたら、
次へをクリックします。
↓
開業するための書類を作成
次に、開業の手続きで必要になる書類を作成します。
この一度の入力で全ての書類に情報が転記されるため、最低限の労力で必要な書類を揃えることができます。
①屋号
店名やペンネームなど、屋号に該当するものがあれば入力します。
屋号で、銀行口座の開設もできますので、あると便利です。
ですが、「会社名」というような仰々しいものではないので、あってもなくても、名乗っても名乗らなくても自由です。
私は、ネットショップの名前を「屋号」にしました。
のちのち、法人にしたい!という方であれば、株式会社を付ければそのまま社名になるような屋号を用意してもいいかもしれません。
②申請者(事業主)の情報
申請者(事業主)の情報を入力します。
なお、住所は自宅のものを入力します。
④お店・事務所の住所
「準備」画面の「仕事をする場所」で「お店/事務所を開いて働く」を選択した場合は、その住所を入力します。
⑤収入(所得)の種類
収入(所得)の種類のうち、該当するものをすべて選択します。
私は「事業所得」にチェックを入れました。
このページをご覧になられている方であれば、事業所得でいいと思います。
⑥給与を支払う家族の情報
「準備」画面の「給与の支払い予定」で「家族」を選択した場合は、給与を支払う家族の情報を入力します。
⑦確定申告の種類
税額の見込みを比較しながら、確定申告の種類を選択します。
「確定申告」とは、事業で得た儲け(所得)と課せられる税金(所得税)の金額を税務署に申告することで、一定の所得がある事業主は必ず行わなければなりません。
確定申告は、「青色申告」という方法で申告すると、納税額を大きく減らすことができます。
私は今年(2020年)から「青色申告」をします。
全ての項目を入力したら
↓
画面の一番下にある[書類を提出する]ボタンをクリックします。
このボタンをクリックすると、必要な書類がすべて自動で作成され、提出へ進むことができます。
開業するための書類を提出する
このステップでは、開業に必要な手続きの手順が表示されます。
「準備」および「作成」画面の入力内容から自動で書類が作成されていますので、ガイドを見ながら各所へ書類を持っていけば、迷うことなく開業を完了できます。
①書類の提出先を選択する
書類の提出先となる税務署を選択します。
「作成」で入力した申請者(事業主)の住所から、管轄地域の候補が自動で絞り込まれていますので、その地域の中で該当する地区を選択します。(管轄地域の詳細はこちら)
②書類を確認する
これまで入力した情報から、ご自身の開業に必要な書類がすべて自動で作成されています。
[書類を確認する]ボタンをクリックすると、その書類の提出方法と内容を確認できます。
③書類の提出方法を選択する
書類の提出方法を[税務署に持っていく]または[郵送する]から選択します。
私は、ネットショップを開設して間もなかったため、この時点では、「郵送する」を選択しました。
ですが、急遽、郵送する当日に、税務署に持っていくことにしました。
書類の作成の際にどちらを選択されても、やっぱりこっちにする!と変更する場合に妨げになるものではありません。
④書類を印刷して準備する
書類の内容を確認できたら、書類の確認画面からそのまま印刷します。
私は、古いプリンターを処分してから、プリントアウトもコピーも、近所のコンビニで済ませています。
プリンターって、置き場所に困るし、コンビニと自宅が目と鼻の先なので、不便を感じたことがありません。
自宅にプリンターがなくても、スマホをお持ちでしたら、Appストアから、「ネットワークプリント」というアプリをダウンロードしてみてください。
PDFでもExcel資料でも、一度そちらに登録すれば、コンビニでプリントアウトが可能です。
印刷後、ガイドで図示された箇所に、マイナンバーの記入と押印をします。この時、控えも一緒に印刷して押印しましょう。
印鑑は、シャチハタは避け、朱肉を使うもので押印してください。
あと、郵送する方は当日の日付、税務署に持っていく方は、提出日の日付も忘れず記入します。
⑤書類を提出する
印刷した書類を、税務署へ郵送または持参して提出します。
「3. 書類の提出方法を選択しましょう」で選択した提出方法に応じてガイドが表示されますので、記載されている持ち物や注意事項を確認してから提出します。
なお、書類を提出する際は、控えも同時に提出します。
今後銀行口座を申し込む際などに必要になりますので、税務署に押印してもらった控えを大切に保管しましょう。
※給与を支払う場合は、別途作成が必要な書類があります。また、許認可が必要な業種の場合は、その許認可を得る手続きも必要です。詳しくはこちらをご覧ください。
税務署に持っていく方は、
- マイナンバーを確認できるもの
- 身分証明ができるもの(私は免許証を提示)
を忘れずに持っていってください。
まとめ
文章にすると長々と感じられますが、ステップに沿って、質問に答えるだけで、本当に5分程度で開業届の作成ができました。
税務署に持って行った際、受付で少し並びましたが、受理は数分でした。
特に突っ込まれることもなく、「お疲れ様でした」と、控えを渡されて、終わりました。
その場で控えも受け取ることができますし、よっぽどの理由がなければ、直接税務署に持っていかれることをおすすめします。
私は、つい先日まで開業とか個人事業主なんて、頭をかすめたこともありませんでした。
こんなに簡単に届け出ができるって、知らなかったんです。
今は、堂々と好きなことを仕事にできています。
なんだ、思い切りやっちゃっていいんだ、と思っています。
個人事業主になると、「確定申告」が必須になります。
またそちらも、自分でやってみた感想を、このブログでお伝えしたいと思います。