エシカル消費ができる服と雑貨のお店「カゴ日和」☜クリック

バイオリンや習い事をやめるタイミングや理由、やめ方と先生への伝え方




先日、娘は2年3ヵ月続けてきたバイオリンを、やめました。

 

子供が、「習い事やめたい!」と言い始めた・・・

 

お子様の習い事が個人レッスンの場合

続けるか、辞めるか。

またやめるタイミングや、やめ方、先生に何て理由を説明すればいいの?

と、悩まれる親御さんは多いのではないでしょうか。

 

今回は、娘がバイオリンをやめた理由や、そのときの状況、決意するに至るまで。

その後、先生にどうお伝えして、どうやめたか、という私達親子の体験をまとめました。

 

バイオリンに限らず、個人レッスンに通われている、または他の習い事をされている場合でも、参考にしていただけることがあると思います。

 

どなたかのお役に立てましたら幸いです。




2年3か月続けたバイオリンをやめた理由

子供が「習い事やめたい!」というは、よくあること

まず、娘がバイオリンを始めたきっかけですが、4歳になる少し前に、「やってみたい!」と自分から言ったからでした。

私自身が、バイオリンの経験があったため、始める前に、バイオリンはとても難しい楽器であること、毎日練習が必要であること、とても、大変であること、など、娘に何度も言って聞かせました。

 

それでも、娘は「やってみる!」とはりきっていました。

私は、相当な覚悟をして、バイオリンの個人レッスンに通わせることにしました。

 

案の定、はじめてすぐに、バイオリンの練習は辛いものであることを感じたようでした。

しかし、バイオリンをやめたいというのは当たり前!と、あの手この手で毎日練習を重ねてきました。

子供がバイオリンの練習を嫌がる!「モチベーションアップの秘訣」

バイオリンや習い事の練習、子供が辛そう。嫌がっても毎日やらせるべき?

 

子供が「習い事やめたい!」なんて、よくあることです。

私は、ずっと、娘を導く自信がありましたが、あるきっかけがあり、決心は揺らぎ始めました。

 

習い事(バイオリン)をやめようと考えたきっかけ

きっかけは、娘が小学生になったことでした。

新生活が始まり、毎日刺激を受け、自信をつけながら、たくましく成長していく娘。

 

たった数ヶ月なのに、こんなにも変わるんだ、と、感心していました。

 

同時に、自分の意思を持ち行動できる姿に、娘をもっと信頼してあげなくてはいけない、これまでより、娘の意見を尊重する必要がある、と思いました。

 

4月からは、小学生になったらどうしても始めたい!と言われ続けていたバレエ教室にも、通い始めていました。

 

そんな中、「わたしは習い事が多すぎると思う。学校、ピアノ、バイオリン、バレエ、先生が多いから、色々覚えなくちゃいけないし、頭がパンクしそう!」と、口にするようになりました。

 

ちょうど同じ時期、バイオリンのレッスン中に集中できずに、同じ内容の間違いをしたり、レッスンが進まないという時期が3週連続して、ありました。

 

家での練習にも、全く気持ちが入らなくなっているのが分かりました。

だんだんと、本当にこのまま続けることが正解なのだろうか?と考えるようになっていきました。

 

しかし、私達には、バイオリンは、小学校3年生まで続けようという約束がありました。

それまで何となく、これに縛られていましたが、娘の様子を見ていると、やめる時期を早めたほうが良いのではないかと思えてなりませんでした。

 

娘とも何度も話し合いを重ねました。

その結果、この状況が続くのであれば、誰一人いい思いをすることはないから、やめよう、という方向で、話が進みました。

 

習い事やめる?続ける?見極めポイント

  • 本人が辛そう
  • そもそも向いていない
  • お母さんの負担が大きい
  • 進歩がない
  • 楽しめていない
  • 経済的負担
  • 勉強がおろそかになる
  • 親子関係が悪化する

 

習い事をやめるか続けるか迷う時、様々な理由があると思います。

続けた場合、根気よく頑張った末に、そのことが心から好きになり、才能が開花する場合もあるでしょうし、反対に、親の意見だけを押し通して続けた結果、子供の可能性をつぶしてしまう場合もあると思います。

 

娘の場合ですが、バイオリンの技術、スキルの向上に問題は全くありませんでした。

ただ気持ちの問題だけで、これまでも、何度も乗り越えてきた壁でした。

 

あとは、ここを乗り越えられればこの子はイケる!というタイミングで、娘はどうしても頑張ることができなくなってしまいました。

 

バイオリンをやめさせるに至るまでに、私が気を付けたポイントです☟

  • お互いに有意義な時間を過ごせているか
  • 辞めたいという気持ちは一過性のものではないか
  • それでも続けるメリットはあるか
  • 辞めることで失うものはないか

 

娘とも、分かりやすい言葉で、何度もこれらのことを一緒に考え、答えを出すように気を付けました。

その結果、娘に素質があるとしても(私はそう感じていました)、本人が楽しさを見いだせていない今、このまま続けても、その素質や才能に意味はないのだ、と判断しました。




習い事をやめるタイミングや、やめ方、先生への伝え方とお礼

バイオリン(習い事)をやめる!と決意してから、このような手順を踏みました。

 

子供の習い事、個人レッスンをやめるタイミングや時期

子供の習い事に限らず、事前に辞めることをお伝えする場合、余裕をもって最低でも一ヶ月前にはしておくべきだと思いました。

 

突然、「今日やめます」。

メールで「やめさせていただきます」。

 

というのは、お互いに気持ちの良いものではありません。

とはいうものの、なかなか言い出しにくい内容ですので、少し勇気が必要、という親御さんは多いと思います。

 

私もそうでした。

 

だからといって、辞めたいのに、お伝えする時期を先延ばしにすることのないよう、また、失礼のないように、お伝えするにはどうしたらよいのだろう?と、辞めることをお伝えするタイミングと内容について、何日か考えました。

 

レッスンを辞めると決めてから、娘としては、すぐにでも辞めたかったでしょうが、「突然やめます」とならならいよう、一カ月後にやめよう、それまでは、一生懸命やってみよう!と決めました。

 

子供の習い事のやめ方、先生への伝え方

私の場合ですが、先生へは、まず、こういう状況であることを、「ご相談があります」と、メールでお伝えさせていただきました。(実際には、もうやめるという決意は固まっていました)

その上で、レッスン中にきちんとお話しする「お時間をいただけますでしょうか」と、ひとこと添えました。

 

お送りしたメールの内容ですが、最近は娘の気持ちがバイオリンに向かないこと、全く進歩が見られないこと、レッスンでも無駄な時間を過ごしてしまい、先生に申し訳なく思っていること、続けるのは難しいと判断したことなどを、正直にお伝えしました。

 

先生からも返信をいただきまして、メールをお送りしたあとの、はじめてのレッスンに向かいました。

 

私には、やめたいから簡単にやめる、のではなく、最後まで、学びの場としたい、という気持ちがありました。

親として、お伝えすることはきっちりとお伝えし、最後の「やめるかどうか」というところは、娘の口からお伝えさせていただくことにしました。

 

娘には、「今後どうしたいのか、今の自分の気持ちを、しっかりと自分の言葉でお伝えすること」と言って、レッスンに向かいました。

 

娘が本当にやめたいのか、本心は、私も聞かずに、先生の前で一緒に聞こうと思っていました。

 

レッスン後、娘はこう言いました。

「まだ続けられるかもしれない!」

 

先生からも「焦らなくていいんじゃないですか?」と言われてしまいました。

 

しかし、今回のレッスンがうまくいっただけであって、娘がまたすぐに「やめたい」と言うのは、容易に想像ができました。

 

その言い方だと、先生はまだ続けると思ってしまうから、やめたいのなら、次のレッスンではっきり言わないと伝わらないよと、次回のレッスンまでその話は持ち越されました。

 

そして次のレッスンのあと、今度は「先生、やっぱりバイオリンやめたくなっちゃいました」と、お伝えすることが出来ました。

 

先生からは「素質があるので、やめるのは勿体ないお子様です。」と言っていただきました。

 

私もそう思って続けさせてきましたが、なかなか難しい時期でもあり、やはり、もう辞めるという気持ちが揺らぐことはありませんでした。

 

また、「今後もし、娘さんからまたやりたい!と言ったときには、私ではなくて構いませんので、バイオリンを習わせてあげてください。この子は絶対に上手になる子だと思っています。」と、言っていただきました。

 

このお言葉で、辛い時もまだ頑張れる!と何度も壁を乗り越えてきた、今までの判断は決して間違っていなかったのだと、救われた気持ちになりました。

 

子供の習い事をやめる際の先生へのお礼

お礼を渡すか渡さないかは、自由です。

私は、気持ちを少しでもお伝えしたくて、用意しました。

 

バイオリンの発表会の時に、いつも子供たちに甘いものをプレゼントしてくださっていましので、先生もお好きなのではないかと思い、GODIVAで数千円の品を購入し、お渡ししました。

のしは、内のしにし、「御礼」と入れていただきました。

 

お手紙を添えたら、もっと丁寧だったかもしれません。




まとめ

バイオリンレッスン最終日に撮りました

 

最後のレッスンは、二ヵ月に一度の、「合同レッスン」でした。

同じ曜日にレッスンに通われている生徒が集まり、合同でレッスンを受ける日でした。

 

先生から、娘が「今日でやめる」ことを言うと、みなさんさみしがってくれたそうです。

 

帰りの車中、娘は「またやりたくなったらやらせてくれる?」と言いました。

今は一旦やめるけれど、もしも、万が一、次に自分から興味を持ったとき、才能が開花するだろうなと、思っています。

 

しかし、それはバイオリンだけには限りません。

勉強だって、他の習い事だって、同じです。

 

才能や素質は、子供なら様々な分野に、誰もがもともと持ち合わせて生まれてきていると、私は思っています。

本人に興味がない、それをやろうと心が向かない、ということは、そもそも才能がないということと同じです。

何かの才能や素質を開花させたり、発揮させるように導くのは、親の役目なのではないかとも思います。

 

今はまだ分かりませんが、他の可能性を探るため、また、他の方向へ向くための手順として、今回の決断は、娘にとって良かったのだと、迷いなく思っています。

 

娘も私も、何度も辛い時期を乗り越え、様々なことをバイオリンから学びました

 

親子二人三脚で歩んだ、2年と少しの時間は、誰にも奪うことのできない、かけがえのない経験として、いつまでも心に残ると思います。

 

娘が成長し、親元を離れたとき、いつか、あんなこともあったなぁと、あたたかい気持ちと共に、思い出すことがあるのではないかと思います。

しばらくは、バイオリンをやめたことで得られた、娘にとって有意義な時間を、思い切り楽しむことに費やしてほしいと思っています。

 

私達の体験が、お子様の習い事をやめるか続けるか迷われている、どなたかの参考になりましたら幸いです。

 

おすすめの関連記事