4月になり、娘がバイオリンを始めてから2年が経過しました。
子供の習い事として、特に幼い子がバイオリンを続けることは、なかなか大変であると実感しています。
ご苦労されているお母様も、きっと多いのではないでしょうか。
今回は、4歳からバイオリンを始めた娘の2年間を振り返りたいと思います。
続けるコツ、やめるかどうか迷ったときの対処法など、私達の経験が少しでも、どなたかの励みになったり、参考になりましたら幸いです。
目次
子供が「バイオリンやめたい!」と言うのは当たり前

娘は、自分から「バイオリン習ってみたい!」と言い出しました。
そして、4歳になったのを機に、レッスンに通い始めました。
始めてから半年は、毎日家での練習を嫌がり、レッスンを嫌がり、精神的にこちらがきつかったのを覚えています。
そして、1年が経過したときも、そんなに状況は変わりませんでした。
娘がはじめたい!と言って、始めたバイオリン。
しかし、バイオリンは楽しい!面白い!もっとやりたい!という習い事ではないことは、私は最初からわかっていました。
それでも始めさせたのは、どんなに大変でも、辛くても、絶対に続けさせてみせる!という気合と覚悟があったからです。
バイオリンは、音を出すだけでしたら、誰にでも簡単にできます。
しかし、楽器を構えることができるまで、弓を使えるようになるまで、がとても大変です。
辛い、厳しい練習を、自ら望んで毎日続けられる子供って、どれくらい存在するでしょうか?
子供が、バイオリンの練習を嫌がる、バイオリンやめたい!と言うのは、当たり前だと思っています。
ですから、私は、娘が嫌がっても、やめたいといくら言っても、決して怒ることはありません。
いかに子供の気持ちを持ち上げることができるか?
どうしたら練習が少しでも楽しい!と思うようになるか?
ということを、念頭に、練習に取り組むようにしています。
嫌がる子供に2年間バイオリンを続けさせたコツ

バイオリンは、毎日の練習が欠かせません。
それなのに、毎日お子様が、練習を拒否する、泣いて抵抗する、始めるまでが大変!
という経験をされているお母様は、多いと思います。
娘は、毎日始めるまで、楽器を出すまでにとても時間がかかり、骨が折れました。
そして、最初は、こんなことから始めました。
例えば、ご褒美で釣っても、最初は構わないと思います。
「バイオリン終わったら、特別なおやつ用意してるよ!」と、アイスをチラつかせたり・・・
「練習終わったら、コンビニ行こうか?」と、娘が好きなことをご褒美にしたりもしました。
そんな風に、お子さんが好きなこと、特別だと思っていることを、ご褒美として用意してあげる、ということも、最初のうちだけでしたら許してあげてみではどうでしょうか。
そのうち、毎日の練習が定着してきた頃には、少し嫌がったとしても・・・
「バイオリン終わらないと、お友達と遊ぶ時間がなくなるよ!」
「少しでも面倒くさいと思ったことを済ませて置けば、残りの時間は自由に思い切り楽しめるよ!」
など、少しの声掛けで、サッと楽器を出してくるようになりました。
そして、バイオリンを続ける究極のコツは、「決して諦めずに継続すること」です。
これは、お母様の覚悟が必要かもしれません。
2年間続けてみて思ったのは、諦めないことと、ただただ続ける、ということの難しさです。
何度もやめさせようか迷いましたし、子供が嫌がっているのにやらせるのは、親のエゴだとも思いました。
それでも続けてきたのは、考えるたびに、まだできる!という何かを、ほんの少しでも娘の中に見いだせていたからだと思います。
ほんの少しでも、まだ続けられるという何かがお子様にあるのでしたら、2年間は頑張ってみてください。
きっと、ふっと楽になる瞬間があると思います。
諦めないで継続した先には何が得られるかを知るための挑戦!

決して好きでやっているわけではない、バイオリン。
すぐにでもやめたい、バイオリン。
何でやらされているのかを、きっと理解していないだろう娘と、約束していることがあります。
バイオリンを続けるのは・・・
- 先生に言われたことをきっちりと守り
- 決して諦めずに続けると
- 数年後にどうなっているかを、知るための勉強
「とっても楽しみだね!」ということにしています。
技術の向上とか、音楽性などは、今はあまり求めずに、バイオリンは、諦めずに続ける姿勢を身に着けるための手段であると、割り切っています。
期限は、今のところ、小学校3年生、と決めています。
「3年生になったら、やめるか、もし続けたいって思ったら続けるね、また一緒に考えようね!」
と、娘も理解しています。
3年生くらいになれば、ある程度、他の可能性を探ったほうがよいのではないか、または、習い事の中で、どこに比重を置くかなどの考えも、定まってくると思います。
もちろん、絶対ではありませんし、今後考えが変わることもあり得ますが、今のところは、3年生までは続けてみる、という約束をしています。
まとめ

バイオリンを続けるからには、ただ続ければいいとは思っていません。
「先生は、間違ったことは、決して言わない」
「先生に言われたことを守る努力をする」
「それが全てできるようになれば、絶対に上手になれる」
とにかく信じて、続けてみよう!
これが、私達のバイオリンに対する姿勢です。
娘がバイオリンを始めてから、2年。
試行錯誤しながら、様々なことを乗り越えてきました。
最近は特に、ちょうど、パズルのピースがつながるように、娘の中でこれまでのことがひとつにつながり、理解でき、自分のものになってきているのが分かります。
それに伴い、急に上達してきたことも感じます。
ちょこちょこと「バイオリン楽しい!」と娘の口から聞くことができるようにもなっています。
3年目は、どんな成長を遂げるのか、今から楽しみです。