バイオリンの合奏(練習)に参加してきました。
こちらにも書かせていただいたのですが、この3か月、通常のレッスン課題に加えて「弦楽合奏の曲」を3曲こなさなくてはならないというプレッシャーと毎日闘っていました。
なんとか合奏の練習日までに曲をこなし、それなりについていけたという感じではありましたが、みんなでひとつのことを完成させるという作業に参加できたことで、娘も少し自信が持てたようでした。
今回は、合奏参加を通じて学んだことと、見えてきた今後の課題、それに伴い娘と話し合った内容と今後のことについてまとめました。
どなたかの参考になりましたら幸いです。
目次
団体(合奏)への初参加と見えてきた課題
合奏に参加した感想

初参加にしては、娘は戸惑うこともなく、それなりについていけていました。
できない!もう無理!と毎日言いながらも、参加する3曲を弾くことができるようにもなりました。
「バイオリン」というと、個人のイメージが強いかもしれませんが、お教室以外の団体に参加することで大勢で弾くことの楽しさを経験できたり、その中で学ぶことも多くあります。
そんな理由から、娘をいつか何かの団体に所属させてみたいなと思っていました。
そして先生からお声がけいただき、今回、参加させていただくことができました。
娘が一番小さいだろうと思われました。
力の差は随分感じましたが、今回はとにかく参加するということに意義を感じましたので、まずまずといったところでした。
親としての反省

まず、踏み台を持っていくのを忘れました。
普段、家では立って練習しているため、何も必要はないのですが、合奏は座りますので、まだ小さくて足が浮いてしまう娘には、踏み台が必要でした。
何名かの親御さんが手にしている姿を目にして、「うわぁ忘れた!」と気づきました。
これは、合奏を想定して、準備段階で考えればわかることでしたので、何で気づかなかったんだろう?と反省しました。
それから、私が楽譜を1曲間違えて持っていきました。
娘は暗譜できていたようで、何とか弾くことができました。
ほかにもいくつか、事前に娘に言って聞かせれば戸惑わなかったのに、という細々としたことが発生しました。
次回に活かそうと思います。
見えてきた課題

年齢の差、経験の差はあるとは思いますが、あきらかな力の差を感じました。
それは、普段の取り組みの姿勢と、親御さんの指導の仕方に違いがあるとのだと容易に判断できました。
我が家は、「それなりに」バイオリンが弾けるようになればいいと思っています。
私の指導も、甘いです。
だから親も娘の意識も、低いのです。
しっかりやろうと思えば、課題をいくらでも課すことができます。
「これと、これと、これ」といくつか思い付くこともあります。
しかし、あえて私は、娘に厳しいことをあまり言わないように、今後も続けられるように、娘が嫌にならない程度に、甘くゆるく続けてきました。
これまでに何度も悩みましたし、その結果が今なのですが、果たして、このままでいいのだろうか?とここでもう一度考えました。
次のステップへつなげるために
まず、娘の習い事は「音楽教室」と「バイオリン」です。
この状況が、娘のためにいいのか、もしくはどちらかをやめてしまったほうがいいのか、押しつけになっていないだろうか?と、娘の意見も聞いてみることにしました。
バイオリン上達のためにやるべきこと
バイオリン上達のために、今しっかりと力をつけていくための課題が、すでにいくつかありました。
しかし、毎日、何となく「この程度でいいか」と、少しずつ諦めたり、妥協していたことがずっと気にかかっていました。
1回の練習時間と集中できる時間がまだ短いため、それを毎回丁寧にやっていると、曲に入ることができないか、娘が疲れてしまうからです。
最近、楽器もサイズアップしたばかりだし・・・
と、私の中で毎回適当な理由を作っては、逃げているだけだったりもします。
娘が練習を自らやろうとする姿もみられない状況で、あらゆる課題から目を背けずに果敢に向かい合う勇気をなかなか持てずにここまできてしまったという感じでした。
11月に発表会を控えている娘。
これまで通り練習を続けていれば、なんとなくはできると思います。
しかし、上記のことをやるかやらないかで、仕上がりにかなりの差が出るというのもわかっています。
ここでもう一度、取り組む姿勢を見直そう!
ひとつひとつを丁寧にこなそう!
ひとつ上のステップへつなげるために、もうすこしだけ頑張ろう!
私なりに答えを出しました。
娘と話し合った内容

そんなことを思っていた矢先、あるきっかけがあり、私は娘に本当に久しぶりにドカン!と爆弾を落としました。
いい機会でしたので、最近の生活態度やバイオリンのことも含め、一度娘と真剣に話し合いました。
- 私は、娘が元気で生きていてくれるだけで、本当は幸せである
- バイオリンもピアノも全て、やらないという選択もできる
- 全て娘のためによかれと思ってやっていることだけれど、押しつけになっているならやめてもいい
- 遊ぶ時は遊ぶ、やるときはやるとけじめをつけてほしい
- 小さな約束でも自分で決めたことは絶対に守ってほしい
そんなようなことを伝えました。
娘からの返事はこうでした。
- 私はママのことが世界で一番大好き
- だから、ママがいいと思ったことなら、なんでもやってみたい
- 大丈夫、頑張るから
そうかぁ、ママのためにやっているんだな、という感じです。
これからも色々あるとは思いますが、もう一度ひとつひとつを丁寧に見直し、取り組み方をかえてみようと思いました。
まとめ

話し合った瞬間から、娘は変わったように感じられました。
次の日にあったバイオリンのレッスンでも、レッスンを受ける姿勢が良くなったのを感じました。
しかし、次の日、私の期待は裏切られました。
まだ5歳の子供ですから、長い目で見て、諦めずに伝えながら、少しずつ少しずつ成長していく過程を楽しもうという気持ちです。
ですが、娘のバイオリンが、いつまで続くのかはわかりません。
バイオリンに限ったことではありませんが、幼児期は特に、親次第というところが大きいように感じます。
やめてしまうのは簡単ですが、娘の性格を考えると、ここでもうひと踏ん張りができそうな気もしました。
励ましながら、小さな成功体験を喜び合いながら、次のステップへつなげるために今までより少しだけ努力しようと思っています。
ここを乗り越えることが出来たら、娘は大きく成長すると思います。
幼児から始めるバイオリンは、お母様が苦労されることが多いかもしれません。
私達の体験が、少しでもどなたかのお役に立てましたら幸いです。