習い事としてバイオリンをはじめたら、毎日の練習は欠かせません。
しかし、これがなかなか難しくて、悩んでいる親御さんは多いのではないでしょうか。
私も、娘が4歳でバイオリンを始めてから、約半年、「毎日の練習は絶対にするもの」と子供に意識づけができるまで、ものすごく苦労しました。
娘は、自分からやってみたい!と言ったのですが、バイオリンは厳しいこと、毎日の練習は欠かせないこと、をよく言い聞かせ、それでも「やりたい」と言ったので、相当な覚悟が必要でしたが、始めることにしました。
特に幼児にとっては、まずは楽器や弓を正しく持てるようになるまでに、かなりのストレスを感じるのではないかと思います。
バイオリンを始めたら、曲がすぐに弾ける!というイメージを持っているのかもしれません。
バイオリン、上手にできない!
きつい!
辛い!
もう、やめたい!
毎日がそんな感じでした。
現在は、毎日比較的素直に練習に励むようになっています。
今回は、娘がバイオリンを始めてから一年が経ち、ここまでに達するのに、何となくこれが効果を発揮してくれたかな?と思うことがいくつか思い当たりますので、ご紹介させていただきます。
少しでもどなたかの参考になりましたら、幸いです
目次
シール、ハンコの活用

どんなものでも構いませんので、カレンダーを用意します。
それを、バイオリンの練習をする場所に、貼っておきます。
私は、手書きのものを毎月作っていました。
そこに、娘がその時にハマっているキャラクターの絵を描いたり、シールのようなものを貼ったりして、特別感を加えました。
シール、またはハンコを用意します。
シールも、お子様が好きなキャラクターや、喜びそうな特別なものを用意します。
たまに、新しいものをさりげなく加えておいたりすると、見つけた時に喜ばれると思います。
毎日の練習を終えるたびに、お気に入りのシールをカレンダーのその日の日付のところに貼らせました。
数か月して、少し飽きてきたときには、ハンコを新しく購入し、シールの代わりにしました。
子供は、それがあるだけでも楽しみのようで、シールを貼りたくて、ハンコを押したくて、頑張っていました。
クリスマスシーズンには、一日ひとつ、お菓子やおもちゃが入っているカレンダーにしました。
それも変化があって、娘には効果絶大でした。
半年くらいたった時に、毎日の練習が定着しましたので、その制度は一旦やめてしまいました。
ゲーム感覚!くじ引きで曲を決める
家庭での毎日の練習を、いかに楽しくするか、これが始めてからしばらくのテーマでした。
色々と楽しませる方法を考えながら、毎日工夫していました。
その中で、娘が一番気に入ったのが、このくじ引きでした。

何でもいいです。
お菓子の空き缶でも、ビニール袋でも、とにかくくじ引きの「くじ」を入れる容器を用意します。

折り紙を四等分にしたものを、三角に折って、くじを作りました。

中には、練習したい内容を、ひとつづつ、記入してあります。
我が家は、一通りやるべき練習を終えた後、くじ引きゲームをスタートしました。
娘が目をつむって、ひいた「くじ」に記入してあることを順番に演奏するのですが、ある程度レッスンが進み、できること、弾ける曲が増えていくと、全てのくじの内容を終えるのに、30分以上かかります。
その前の練習時間を入れると、結構な時間ですが、なぜかこの「くじ引き」を入れると、文句ひとつ言わず、長時間の練習も楽しんでできるようになっていました。
これまでにやった曲、音階など、全て追加してありますので、引けるようになった曲の復習にもなりますし、おすすめの方法です。
お父さん、祖父母に褒めてもらう

毎日の練習は、お母さんとすると思います。
お父さんがお休みの日には、お父さんに聴いてもらって、褒めてもらうようにします。
たまに、祖父母の前で演奏させる機会をもうけ、それまでの成果を聴いてもらいます。
たまに、なので、ものすごく褒めてもらえると思います。
お母さん以外に褒めてもらえた!みんな喜んでる!という小さな経験ですが、子供にとっては大きな自信につながるようです。
娘は特に、調子に乗りやすいタイプですので、これが結構効果を発揮してくれます。
今でもそのような機会を、意識的に設けています。
発表会への参加

娘は、元々、人前で何かを発表する機会を、楽しめるタイプの子でした。
4歳になってすぐに、バイオリンを始めて、半年後に発表会がありました。
ドレスを着たい!
発表会に出られる!
娘にとっては、それだけのことが、かなり原動力になったようです。
アットホームな発表会ですので、ドレスまで用意するのか迷いましたが、娘が着たいというなら、という思いで、発表会の曲の練習が始まる頃にあわせて購入し、家に置いておきました。
本番当日は、両祖父母にも来ていただき、プレゼントをもらったり、褒められたり、とかなり嬉しい様子でした。
そして、発表会を機に、自信をつけてくれたようでした。
同年代の子が弾いている姿をみせる

お教室では、3か月に一度、合同レッスンを行います。
毎回、同年代の子に刺激を受け、帰ってきます。
発表会のビデオ、テレビ、YouTubeなどを活用し、同年代の子が弾く姿を意識的に見せるようにしています。
娘は、大人がバイオリンを弾いているときには、あまり反応を示さないのですが、比較的若いバイオリニストや、お子様がバイオリンを弾く姿には、ものすごく興味を示します。
コンサートにも連れて行ったりはするのですが、やはり、同年代、というところが娘は一番刺激を受けるようです。
まとめ

いかがでしたか?
小さな子にとっては、毎日の練習は、辛く感じてしまうことのほうが多いと思います。
まだまだ遊びたい、少し体調がすぐれない、眠い・・・
我が子は、あらゆる言い訳を用意して、練習をさけようとしていました。
しかし、私も負けませんでした。
簡単にやめるわけにはいかないですし、娘は絶対についてこられる!と信じていたからです。
毎日の練習に、娘の気を向かわせるまでに疲れてしまったり、気苦労が多く、こちらのほうが嫌になってしまうことも多々ありました。
今では娘も「毎日の練習はするもの」と理解していますので、体調が悪くて幼稚園をお休みしている時でさえ、「さあ、バイオリンやろうよ」と自分から言ってくるまでになりました。
毎日の練習を、少しでも楽しく!
モチベーションアップのための方法を、ご紹介させていただきました。
少しでも、どなたかの参考になりましたら、幸いです。