子供に、バイオリンを習わせたい!
だけど、うちの子、ちゃんとついていけるか心配・・・
そんな不安をお持ちの親御さんは多いかもしれません。
お子様にバイオリンを始めさせたいと思われている親御さんに向けて、「これができていれば大丈夫」というポイントをまとめてみました。
少しでも、参考になりましたら幸いです。
目次
これが出来れば大丈夫!10個のポイント

レッスンについていけるかどうか、不安。
始めは、私もそうでした。
先生によって、また、教室によって多少の違いはあると思いますが、最低限、これらのことができていれば、バイオリンを始めさせても大丈夫なのではないかと思います。
以下、10個にまとめてみました。
- あいさつ、お返事がきちんとできる
- 先生と1対1で会話ができる
- 言われたことが理解できる
- ある程度の時間止まって待つことができる
- 30分~1時間集中できる
- 自分のことは自分でできる(楽器、楽譜の準備と片づけなど)
- 楽器を大事に扱うことができる
- 毎日の練習を続けることができる
- 厳しいことにも耐えられる精神力がある
- 音楽が好き
いかがでしたか?
決して、うちの娘は、これら全てができていましたということではありませんので、あくまでも参考にしてください。
本来ならば、上にあげた10の項目が出来たうえで始められたほうが、レッスンがスムーズに進行できるはずです。
しかし、習い事を通じてそれがしつけにつながったり、社会体験にもなりますので、徐々にできるようになっていけば大丈夫だと思います。
では、説明が必要な項目を、もう少し掘り下げていきます。
レッスンは先生と1対1

レッスン中は、グループレッスンを除けば、先生と1対1です。
親が手助けをしたり、口出しをしたり、というのは、できない、してはいけない、と私は考えています。
あくまでレッスン中は、先生とお子様の1対1のやりとりが基本になっていきます。
あいさつ、お返事は、基本です。
そして先生からの指示や、お話を理解し、それに応えられるかどうかということは大事なポイントです。
私は普段、先生から自分に質問があったとき以外は、口を閉じています。
娘が、今先生がおっしゃったことは理解できていないな、今何をするべきなのか解っていなくて困ってるな、と察しても、横から口出しはしません。
でもそんなときは、決まってとても苦しいです。
ただひたすら、娘と一緒にレッスンを受けているつもりになって、先生の一言一句に耳を傾け、メモを取っています。
分からないときも、何で理解できないのかも、自分の口で説明できるよう普段から教えています。
しかし、自分の考えが言葉にならないとき、思いが声にならないとき、娘は泣き出してしまいます。
そんなときも、私は見守ることしかできません。
無理に厳しい状況に身を置かせて、可愛そうだと思われてしまうかもしれませんが、娘が自分から「やってみたい!」と始めたバイオリン。
悩んだ時期もありましたが、私は信念を持って続けさせています。
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ある程度の落ち着きは必要

子供ですので、わんぱくであったり、多少の落ち着きのなさは、普段であれば「うちの子は元気で子供らしい」ですむかもしれません。
しかし、バイオリンのレッスン中には、あまり喜べません。
やはり、ある程度じっと止まって待つことや、最低限レッスン時間は集中してレッスンに向かうことができないようですと、先生に失礼ですし、レッスンも進みません。
レッスン時間は、あっという間に過ぎてしまいますので、短時間に集中できないと、教えていただけることも少なくなり、レッスンも無駄になります。
娘は、4歳になってすぐにレッスンに通い始めましたが、最初は泣いてばかりで、45分間のレッスンを何も受けられないようなこともありました。
それでも、嫌だから、辛いからと、レッスンをお休みさせたことは一度もありません。
先生と私達のお互いの貴重な時間ですので、できれば無駄にせず、有意義に使うことができたらいいなと、常に思っています。
自分のことは自分でやる

楽器を出し、準備して、片づけるのは、自分でやらせます。
楽器を落としてしまったり、ぶつけてしまったり、扱いに慣れるまではこちらがドキドキしていました。
ですが、楽器を落として欠けさせたのは、この私でした。
娘には、1年経った今でも、嫌味を言われ続けています。
お教室への移動の際も、自分の楽器は自分で責任を持って、持たせます。
楽譜の準備や片付けも、自分でさせます。
ほんの少しのことですが、決して「人任せ」という気持ちを持たないよう、なるべく、自分のことは自分で、が基本です。
毎日の練習は欠かせない

毎日の練習は、必須です。
どんなに嫌がっても、泣いても、やらせました。
1回でも、「今日は特別ね。やらないくていいよ」という日を作ってしまいますと、子供は、調子に乗って、次の日もやらなくていいのだ、と勘違いします。
それだけ、子供にとって、バイオリンの練習は厳しいからです。
いつだって、逃げ出したいことだからです。
どんなに短時間でも、極端なことをいえば、楽器を出してしまうだけでもいいので、必ず毎日楽器に触れさせるようにしました。
まとめ

少し長くなってしまいましたが、バイオリンは、始めるのは簡単です。
ですが、決して甘くはありません。
少し出来るようになるまで、が結構大変なのです。
子供はもちろん、親御さんの、強靭な精神力が必要な習い事であることは、間違いないと思います。
特に、毎日の練習に付き合う、お母さんの相当な覚悟は、必要不可欠です。
我が強いお子様ですと、余計に大変だと思います。
そして、お母さんに、どれだけ子供が付いていけるか、がカギなのではないかなと思います。
大変そうなことばかり書いてしまいましたが、それでも、やっぱりバイオリンは、魅力的な楽器です。
プロにする、というわけではないのでしたら、のんびりと、楽しく続けよう、という気持ちで始められても構わないのではないかと思います。
小さな子供がバイオリンを弾く姿は、とても可愛いです。
始められる前に、お子様とも相談して、簡単にやめてしまうことがないよう、ちゃんと心の準備ができていれば、きっと大丈夫です。
娘は、バイオリンを始めてちょうど1年が経ちました。
大きな覚悟は必要でしたが、やはり、1年前に「バイオリンを習う」という決断をして、本当に良かった、と今は思っています。
色々ありましたが、親子ともども、日々成長を感じています。
これからお子様にバイオリンを習わせてみたいけれど、本当についていけるのか不安。
という、どなたかの参考になりましたら幸いです。